日本リトアニア友好交流美術展
                 

                 メッセージ

 リトアニア独立回復25周年、誠におめでとうございます。
又、戦後70年を超えての日本リトアニア友好交流美術展TOKOSHIE開催
おめでとうございます。
 リトアニアといえば、映画化により多くの人々がその事実を知ることとなった
6000人の命を救ったビザ発給の地であり、それを行った杉原千畝の功績は絶大
なるものであります。
この意義ある地において美術展の開催は人々に多大な善なる影響を与える事となる
でしょう。
何故ならば、芸術とは戦争の反対側にある平和の砦を築くものであるからです。
そういう意味で芸術家の力は甚大かつ偉大であり又、この度この展覧会を企画して
下さった関係者の方々に代表して感謝を申し上げる次第でございます。

 芸術に国境はありません。
芸術による心と心の交流こそ人々に感動と希望と情熱と勇気と、なにより平和を求める
強い心を与えると確信致します。

素晴らしい人生、素晴らしい時を一瞬の命に掛ける力は芸術家の本質的情熱であります。

ひいてはそれが平和の光となり証となる事を信じて止みません。
チュルリョーニス美術館ジリンスカスギャラリーでの展示は永遠に人々の
心に刻まれゆくものと思います。
そして、多くの人々が日本の素晴らしい作品郡を堪能してくださる事を切に願い
私のメッセージといたします。

最後に私の芸術という詩をおくります。


                         WAC美術顧問 代表

                          萩原 譲治